[MN-013] 受信機用小型バッテリの使用例

2003.10.15掲載
2004.1.10更新
  



左:リチウムポリマー 3.7V-210mA/h  右上:NiMH 4.8V-800mA/h
                                                       右下:NiMH 4.8V-300mA/h
 

 
 重量的に有利となるNiMH(ニッケル水素)、リチウムイオン(ポリマー)二次電池について自分なりの考え方をまとめてみました。
 
Type 容量 Weight Voltage チェック
電圧
使用目的
mA/h セル当り with connecter V
NiMH 800mA/h 12g 51g 4.8V 4.3-4.5V ニッカドの600mAクラスの置換
30クラスエンジン機迄
300mA/h 7.5g 32g 4.8V 4.0-4.1V 重量5〜600g程度エンジン機〜グライダー
Lithium-Polymer 210mA/h 4.7g 6g 3.7V 3.5-3.7V 重量300g程度エンジン機〜グライダー

  

  NiMH(ニッケル水素)  
  ニッカドに比べて電池の内部抵抗が高いみたいですので、チェック電圧を0.2V位下げて使用しています。300mA/h等の小容量タイプは使用するサーボ(メーカー、個数)によって電圧変動が大きくなるため注意が必要です。
 
  リチウムポリマー(リポ)  
  軽量化のメリットを最大限に生かしたいのであればリポの1セルの選択となります。電圧範囲は充電直後は4V以上、終了電圧は3V前後となります。
 
 当然この電圧で動く受信機が必要ですが、最近の外国製の小型受信機は3.3Vまでは十分動作するようです。GWS製R-4N(4CH FM NARO)で使用しています。操縦可能な高度まで上昇させてみましたが到達距離は十分でした。
 
 使用感としては乾電池に似た特性があると思います。
 動力用で使った場合には、負荷をかけると電圧の落ち込みが大きいですが、比較的短時間のうちに電圧が回復するみたいです。
 KOKAM -1500mA/h(6〜7Cタイプとして販売されている)の充放電特性です。 SLB603870H.pdf 
 0.5C程度の電流で使用した場合、放電終了時の電圧降下が3.6V付近からかなり急激です。受信機で使用するには注意が必要です。 

 容量チェックの方法はサーボを動作させない状態(0.5C以下)で3.6V位のチェック電圧を設定するか、積算電流をダイレクトに計測するといったところでしょうか。
 リポは自己放電率が極めて少ないので後者の方が現実的のような気がします。専用IC等もあるのでそのうちに作ってみるつもりです。
 

 

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