[MN-016] サーボコネクタの作り方

2004.05.07掲載


 GWS、MPI、OK模型などから"コネクタキット"なるものが販売されています。
 安価な工具で納得のいくものが作れるのか?手持ちの道具と材料で挑戦してみました。
 
手持ちのピンヘッダ用コンタクト(ピン)と延長コードからばらしたソケットですが、サイズ的にはピッタリです。RCメーカーの純正ソケットには寸法が違うため使用不可です。
リード線の皮むきは3.5〜4.0mmとします。
位置決めの為に軽くカッターの刃を当てます。
写真を拡大するとマークした状態が見えます。
ワイヤーストリッパーで正確に皮むきします。
写真はJRの標準サーボリード(30線)で24AWG、大容量タイプ(50線)は20〜22AWGです。
フタバ純正の標準サーボリード(30線)は24AWG、バッテリーリードは22AWGです。
当方取扱いの軽量サーボ用ワイヤーは24AWGです。
皮むきをした状態です。
この位置がそろわないと仕上りが悪くなります。
コンタクトの被覆押えを挟んでリードを固定します。
次に片側を軽く巻き込みます。
精度の良いラジオペンチなどで作業します。
被覆押えは重ならない(段違いになる)ように反対側も軽く巻き込みます。この状態でサーボ線とコンタクトの位置決めをします。
  クランプ工具でかしめます。
裏から見た状態です。クランプの溝とコンタクトは直角になっていないときちんとかしめることはできないので、注意します。
1つ出来ました。
リードを軽く引っ張ってみて抜けなけばOKです。
ソケットには向きがあります。コンタクトはこの向きで仕上がるようにします。
使用したクランピングツールです。被覆部と芯線部を同時にかしめることができるものです。
これはD-SUB用に別の目的で購入したものですが役立ちました。価格は5〜6千円だったと思います。
普通、メーカー純正のクランピングツールは数万円します。量産品はアプリケータ(専用マシン)で作りますので信頼性は格段に上です。
かなり細かい作業ですが、慣れればそんなに大変ではないかもしれません。

  
Indexへ戻る