大電流放電器 FC-EL150W 
 
 
2007.09.19 掲載
2008.05.13 更新
 
  

  全体写真                                              別売のACMでの使用例

  
 [EL150W取扱説明書2007.9.25版]  ← PDFファイルです
  

  
本製品はリチウムポリマーバッテリの迅速な放電を可能とする大電流放電器です。
市販の充電器に付属する放電機能は10〜20W程度のものが多いですが、本製品は150Wとパワフルな仕様です。動作音も静かですので、夜間に屋内での使用も可能です。

  

製品の仕様と特徴
 

本製品はリチウムポリマーバッテリ対応の150Wクラスの大電流放電器です。

使用可能な電圧は1セル〜10セル(42V)、設定可能電流は0.1〜約15Aです。(連続最大150W以内)各種リポを実使用に近い状態で放電可能です。

外部電源(12V)を必要としますが、リポ3セルについては放電させるバッテリ本体から電源供給も可能です。

3.3Vステップでオートカット電圧を設定可能です。

安全性を考慮した電源部逆接防止回路、放電部は15Aヒューズによる逆接防止、温度センサーによるオーバーヒート防止回路を装備しています。

放電スタート/ストップがフロントスイッチで可能です。

放電電流値は各種計測、放電試験等に使用可能な安定度を有し、直流電子負荷装置としても使用可能です。サブボリュームにより詳細な電流値の設定が可能です。

電流モニター用の端子、外部から放電ストップできる拡張端子を装備しています。別売のACM(放電制御セルメーター)で使用します。


 

放電させるリポから電源を取る場合について

リポ4セルについても使用可能と思われますが、クーリングファンの耐圧が不明であるため、3セルについてのみ動作可能としております。

開発中のテスト機では、電圧を18V程度まであげて動作させておりますが、すべての固体について問題無しともいえません。4セルから電源を取る場合についてはご自身で判断の上ご使用ください。

 

1本のリポを2台の放電器へ並列放電させる場合について

別売の放電制御セルメータは2台のEL150Wを使い、最大300Wの放電試験が可能です。並列放電させた場合、グランドラインの干渉により、片方のEL150Wの電流調整をすると他方のEL150W の電流値が干渉を受けて変動します。それぞれのEL150W の放電電流を固定するためには以下の方法でご使用ください。
 
★接続ケーブルは、EL150W接続ケーブル3P (FC-ACMOP-01) を2本使用してください。
★EL150Wは別電源とし、それぞれのEL-150W に対して独立した別電源(外部電源)を使用してください。例えば、12Vのシールドバッテリを使うので有れば、2つのシールドバッテリ使うということです。12VのACアダプタを2つ使う方法でも構いません。

 

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