5A放電で各社リポを比較試験
 
2006.10.26掲載
 

 小型機用に発売されているリポについて性能比較をしてみました。

今回はFEIGAO-6400KV+EDF40で使用するバッテリを選択するために、3S(11.1V)バッテリを4.96Aで放電した結果で比較しています。
各バッテリについては数回の慣らし充放電を行い、充電条件としては12.60V±0.5%で調整しています。
放電については、バランス端子の電圧をチェックして、いずれかのセルが3.0Vを下回った時点で放電を終了させています。

以下の写真の並びは左側から、放電時の平均電圧が高い順(パワーの有る順)となっています。
 

結 果

名称と容量 DS-XP-620mAh FC-12R-460mAh HP-LS-CL-350mAh EMAX-500mAh
質 量 50g 41g 39g 50g
放電レート 8.0 C 10.8 C 14.2 C 9.9 C
平均電圧 3.580V 3.511V 3.484V 3.475V
放電容量 624mAh 433mAh 367mAh 522mAh

 
DS-XP-620
 DUALSKY製。評判どおりの高性能です。公称15C。 ハイパワー&ロングラン。 

FC-12-460 小型機用に発売されたロビンオリジナル・リポ 公称12C。 軽量&ロングラン。

HP-CL-350 ハイペリオン製 新型リポ 公称26C 優秀なセルだと思いますが、EDFには不向き。(後述参照)

EMAX-500 は公称20Cセルですが、電圧が一番低い結果となっています。 価格が安いのが魅力。
         -> 20Cを流しても壊れないのかも知れませんが、性能的には10〜12C程度のバッテリです。

下のグラフは各社バッテリの公称容量に対する容量比率を横軸にしたものです。
このような形にすると相対的な性能が比較できるため、性能の優劣が一目瞭然となります。

 
容量比率グラフでは実際の使用時間が把握しにくいので、放電時間(秒)を横軸にしたグラフも作成しました。
これをみると、前グラフとは少し様相が変わってきます。

 
HP-CL-350
は最初の60秒程度は高い電圧を示していますが後半の落ち込みが激しいです。
このバッテリはEDFに向いていないと思います。バースト的な使い方(グライダー等)が良いと思います。