MiniSeawind
 
2011.02.15掲載
2011.02.21更新
 

  

全長:675mm 全幅:800mm 付属モーター:C20  KV1550  g 

フライト動画 その1 その2 

動力等について

Lipo-3S 600mAh 20C 推奨
ペラ APC-E-6x4 または GWS-6x3(3枝) 推奨

実測電流値 安定化電源 10.8V時 付属モーターの場合
GWS-7x3.5 7.8A
APC-E-6x4 7.4A
GWS-6x3(3枝) 6.4A

 後方上側に推力があり、出力軸の剛性は低いです。離水に適した出力とスロットルワークと軽量化が秘訣です。無理にパワー上げても離水しません。(モンゴル隊長談)

 重心位置を調整中ですが、良くとびました。離水もきれいですが、着水が今ひとつ。調整次第では良くなりそうです。フライト重量 約290g (ゴマトラ)

以下は製作のポイントだけ載せています。(文章は加筆中です)
 

左右胴体の作業

EPO製の機体ですので、面の接着は3M製のプラスチック用(通称ワサビ)が良いと思います。リンケージのガイドパイプもしっかり接着させると補強になりますので、垂直尾翼部分に剛性が出ます。接着剤は接合面内部の骨になる部分を注意して接着し、外側の継ぎ目部分は後から瞬間接着剤と促進剤で処理します。
 

モーターを埋め殺しにはできないので、延長コードを作製しました。コードが入る部分は溝が彫ってありますが、スペースに余裕が無いので後から入れる事は難しいです。ケーブルはモーター取り付け後に微調整しますので、接着しないように注意してください。
写真のケーブルは20AWG(3本)ですが、22AWG程度でも良いと思います。ケーブルの長さは30cmでちょうど良いです。コネクタ等を予め取り付けてから埋め込みます。

モータポッドの補強は、全体剛性が低いので少々にしておきます。
付属の2mmカーボンロッドを写真の位置へ入れます。胴枠に当る部分は軽く溝を掘っておくと良いです。
カーボンロッドの先端はモーターマウントへ穴を開けて結合させます。これで6x4ペラは回せました。
縦方向に垂直尾翼の補強用の溝がありますが、リンケージパイプと干渉しますので不要です。

エレベータ側はガイドの溝が掘られているのでその位置へ配管しました。位置的にはOKです。
付属のスチロールパイプは、ドライヤー又は暖房のヒーターなどで熱を与えて、形を合わせてから埋め込みます。溝に対してパイプが太いので、胴体の反対側にも溝加工を追加します。

ラダー側の配管はガイドの溝が彫られていませんでしたので、写真の位置へ埋め込みました。
この状態だとラダー側のリンケージに余裕がありませんでした。2〜3cm機首側から取り出したほうが良さそうです。
リンケージ用のピアノ線は0.8mmが付属していますが、動きが渋いようでしたら、0.6mmに変更してください。

 

主翼の作業

付属のエルロン用リンケージ(1サーボ式)は使い物にならないので、2サーボで処理しました。
 

水上機なので、翼の上面にサーボを埋め込んだ方が水を被らないので良いと言われていますが、スタイル優先で下側に埋め込みました。
使用するサーボの外形より1mm位小さい穴を加工します。
サーボの厚さ分のカッターを入れ、内部はむしり取ります。先端の細いラジオペンチで少しずつ作業するときれいに彫れます。

主翼の下面に補強用の付属の2mmカーボンロッドを接着します。
上半角がありますので、カーボンロッドは中央部分で分割して、適当な大きさのカンザシを埋め込みます。写真は手元に在った、1mmのカーボン板ですが、2mm程度のシナベニヤでも十分です。

カンザシとカーボンロッドはしっかりと接着します。
下面だけの補強で強度的には問題ないですが、更に剛性を高めたい人は、上面にもカーボンロッドを埋め込んでください。

 

サーボは押し込んでいるだけです。気になる人は外側にテープを張って防水してください。付属のリンケージパーツは諦めて、Dubroのマイクロ用を使った方がすっきりします。
エルロン部分は左右の切れ込み部分をカットすると、繋ぎ目がそのままヒンジになりますので、何度か折り曲げて柔らかくしてください。

ラダーの加工

ラダー部分は切断して、ヒンジ加工します。

付属のシートヒンジを5mm幅に切断して、4箇所程度で止めます。瞬間接着剤または3M(ワサビ)で接着します。

 

モーターマウントの加工例

キットにはマウント板が1枚入っていて、モーターの背後からボルトで固定するようになっています。マウント板をモーターポッドへ接着してしまうとモーターの取り外しができなくなってしまうので、2枚構成にして取り外し可能にしました。
写真はプラスチックの板を切り出した例ですが、2mm程度のシナペニアでも強度的には問題ないです。

機体スタンドの作製

胴体が接着されると、作業したり置いたりするのに、スタンドが無いと不便です。
3mmのベニア板から切り出して作りました。

スタンドの型紙(PDF)

前部ハッチの取り付け

胴体側に水切りを兼ねて塩ビ板を付けます。上から閉まるハッチ部分の内側にぴったり合うように、胴体側の側部を0.5〜1mm位、カッターでスライスしました。塩ビ板は両面テープで取り付けます。
ハッチは棒ヒンジ(ロバート製)を使用して開閉可能にしました。

 

水切りの材料は梱包用のブリスターパックの廃材を利用しました。厚みは0.5mm位です。平な部分を幅15mmにカットして、両面テープで接着しました。両面テープは母材別、用途別に色々な製品があります。このテープは接着するより強力な感じです。

 

主翼取り付け台座

3mm厚ベニア板から幅15mm、長さ40mmの寸法で台座をつくりました。
主翼中央には当初からビス止めを想定した穴が開いています。主翼の上に2cm四方位の板を座金にして30mm程度の長さの木ねじで止めています。
見た目には隙間は無いですし、捩れ方向の強度もOKです。
主翼と胴体の間は浸水が多い箇所ですのでシリコンでシールすれば更に良いかもしれませんが、気になるような浸水も無いのでそのままで飛ばしてます。