miniSlinger &  Feigao 6400KV 
 
 
2006.09.04掲載
2006.09.04更新
 
 
  

 
FEIGAOの12mmブラシレスに高KVシリーズが追加されました。
1208424L(6400KV) を GWS製のEDF40 に付けて机上でのテストは良好でした。テスト機としてグレートプレーンズ製のARF無尾翼機で飛ばしてみることにしました。 ユニットは、10.8V  5.2A 推力155g 5万7000回転 です。

この機体は180クラスのブラシモータをプッシャーで搭載するようになっていましたので、改造は簡単にできました。EDF40の外径に合わせてカウルをカットして、グラステープでカウルに固定しているだけです。
全体的に軽量化されるので重心については心配でしたが、結果的に無調整でばっちり合いました。
フライト重量は170gです。(軽い!)

一緒に発売されているESC (FG-10A) +  E-tec 450HP 3S (11.1V) でフライトです。
ダクトの推力軸が上面にあるためか、離陸直後に頭下げの癖があります。それ以外は至って素直な機体で、安定度も高いです。大きな連続宙返り、ロール、背面等は問題なくこなせます。中級者クラスの腕前があれば十分飛行可能です。

しばらく連続でフルハイで飛ばしたりもしましたが、推力の衰えは感じませんでした。フライト時間についても7〜8分は飛んでいましたので十分かと思います。このような高い回転数でも、FG-10Aはしっかり回します。

スピードもそこそこでますが、慣れてくると少々物足りない感じもします。垂直上昇がもう少しなどと、が、よく考えてみると、径40mmダクトで翼長800mmの機体を引張っているのです。文句は言えません。

20Cセルの電池であれば、300mAhクラスでこのパワーを引き出せます。一回り小さな機体で、かっ飛びのジェット機も可能だし、トイラジのダクト機で評判の良い、CCP製のジャンボに双発で付けたらなどと、構想は広がります。
 

Wing Span: 805 mm
Length: 380 mm
Wing Area: 14.8 dm2
Flying Weight: 170g
Initial Power: 54W  (32W/100g)
 カタログ重量は215g〜240gですので、かなり軽量化されました。

Receiver: GWS R-4PU (4.8g PPM )
Servo: FUTABA S3110 (7.7g) x 2
MOTOR: FEIGAO 1208424L (6400KV)
GWS-EDF40 + 2枚ローター(6枚から間引き)
  (上記ユニットで、重量24g)
ESC: FEIGAO FG-10A (11g)
BATTERY: E-tec 450HP 3S (11.1V 37g)

  
機体に積んだ状態で、バッテリ充電直後の数値を測りました。6万回転に迫る回転数には驚きました。

6400KVの計算値に対して、約82%の回転数となります。この値なら連続運転も可能ですし、ヒートシンクなども不要です。(搭載状態にもよりますが)

電流値は机上で測った数値の5%減でした。これは推力を実測する際に、ダクト後部をキッチン秤に近づけて測定したためだと思います。

 

データの並び順は、(電圧 電流 最大推力 インペラ)

FEIGAO 6400KV + FG-10A

EDF40

7.2V  4.0A 90g 6枚
7.2V  3.1A 90g 3枚 

10.8V  5.9A 175g 3枚
10.8V  5.2A 155g 2枚 -> 採用

EDF50

7.2V  3.5A 90g 3枚(低ピッチタイプ)
10.8V  6.5A 190g 3枚(低ピッチタイプ)

 

この写真のような環境で計測しています。
(E-Meterの電流計はあまり当てになりませんが、計測する付近で校正をしていますので正しい値になっています。)