74HC4538を使ったスイッチ回路 |
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サーボ信号によるスイッチ回路としてロジックICである74HC4538を使った例です。
これは、数年前に近所の模型屋で購入した機体発見ブザーの回路です。(一部手を加えています)
このICはもともとパルス生成を目的としたものですから、このような使い方は基本的なことなのでしょうか。
サーボからの信号を2つのバイブレータに入力し、比較パルスを発生させてOn/Offの制御をするのですが、後段のバイブレータへの信号は少しタイミングをずらしています。
回路図で上側のCR回路でそれぞれのパルス長を決定します。
前段のパルス長の計算は
0.01(uF)*220(kΩ)*0.7=1.54(mS)となります。(74HCの場合は時定数が0.7です)
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タイムチャート On -> Off
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破線の先に矢印がついているところがトリガーポイントです。
この回路は無信号時はOnとなります。サーボ信号のパルス長1.5mSより長い時に出力がOffになります。
Q2 のトリガーがサーボ信号の周期(22.5mS)ごとに発生しますが、十分に長い周期のパルス(70mS)でOff状態を維持しています。
そう、このICは連続でトリガーがかかります。これが、タイマーIC(555)と決定的に違う所です。
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タイムチャート Off -> On
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サーボ信号のパルス長が1.5mSより短いと Q2
にトリガーがかからなくなります。
パルス(70mS)の終了時に Q2
は初期状態に戻ります。つまり、出力がOnとなるわけです。
出力状態を反転させたければ、10番ピンから取り出せます。
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4538を使ったスイッチ回路 |
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入力部にトランジスタを入れて信号入力を確実にした例です。
先ほどの回路とは逆に、サーボ信号のパルス長が1.5mSより長い時に出力がOnになります。
無信号時にOnとなるところは同じです。
4538は4528の改良版のICです。このようなスイッチ的な使い方ではどちらを使っても性能的な差は無いでしょうし、74HC4538でも当然動作します。
前段のパルス長の計算は
0.01(uF)*150(kΩ)*1.0=1.50(mS)となります。(時定数は1.0です)
10年以上前ですが、「ラジコン技術」にこのICを使った機体発見ブザーの記事が掲載されましたよね。
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